ネフチ入り目前の本田圭佑に現地メディアは〝戦力より商業面重視〟と批判噴出

本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーへの入団が確実視される元日本代表MF本田圭佑(34)だが、現地メディアからは早くも批判が噴出している。

本田はネフチ・バクーとの交渉が大詰めを迎えており、まもなく正式発表される見込みだ。そうした中、アゼルバイジャンメディア「スポーツインフォ」は本田の移籍に関して同国の有名ジャーナリストによる見解を報じた。

「スポーツ7」のアマル・アビショフ氏は「ホンダが前のホンダではなかったことは周知の事実。ネフチは日本でファンを獲得するだろう。バクーではできないことを東京でやるだろう。彼らはユニホーム販売などでお金を稼ぐ」と商業面を重視した獲得と強調。

「コマンダ」のラシャド・エルガン氏も「クラブはマーケティングの側面について考えている。国のサッカー経済が良い状態ではない」と賛同した。

さらに痛烈な意見も飛び出した。

「レコード」のアナール・シャンラロフ氏は「ホンダは(今年)35歳で、現役のキャリアをほぼ終えている」とばっさり。「カンボジア代表チームの監督としても働き始めており、彼が今どのような形をしているのか、彼が何なのかよく分からない。広告ばかり考えたらすぐに失敗する」と本田がピッチ外で様々な活動をしており、もはや選手としての実力には期待できないと断じた。

続けて「カザールTV」のサヌン・アブドゥラエフ氏は移籍の裏側に鋭く切り込む。「この移籍は宣伝だ。このオファーは、クラブと広告またはスポンサー契約を結んでいる企業1社の支援を受けて行われたと思う」と独自の見解を示す。そして「ネフチをチャンピオンにするのはホンダではない。彼の現在の状況と年齢を考えると、広告主がサポートしている。まあホンダは素晴らしい結果をもたらさないだろうが、ネフチにSNS上では大きな利益をもたらすだろう」と露骨にピッチ外での貢献しかできないと皮肉った。

現地メディアからいきなり針のむしろの本田。こうした批判を覆す活躍を期待したいところだが…。

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