【東京五輪】IOCバッハ会長が再選 組織委・橋本聖子会長「大変、心強く思っています」

再選が決まったIOCバッハ会長(ロイター)

国際オリンピック委員会(IOC)は10日、東京五輪へ向けた3日間(10~12日)の総会を開始した。

この日はIOCの会長改選が行われ、すでに続投を表明していたトーマス・バッハ会長(67)の再選が決定した。任期は東京五輪の閉幕日(8月8日)の翌日から4年。バッハ会長は13年に就任し、今回が2期目となる。

これを受け、東京五輪・パラリンピックの橋本聖子会長(56)は「コロナ禍における五輪ムーブメント推進の舵取り役は大変な重責と想像いたします。様々な改革を進めてこられたバッハ会長のリーダーシップに敬意を表するとともに、今夏の東京2020大会開催に向けても大変心強く思っています」とコメント。また、バッハ会長が76年モントリオール五輪フェンシング金メダルを獲得した実績に敬意を表した橋本会長は「アスリートの立場に寄り添った大会運営にご理解がある」とした上で「バッハ会長は世界中のアスリートに向けて希望のメッセージを発信されています。昨年の来日時には、選手村からも世界のアスリートに大会に向けて一層の準備を呼びかけていただき、多くのアスリートが勇気づけられたと思います」とつづった。

一方、この日の冒頭あいさつでバッハ会長は「現時点で東京五輪の開会式が7月23日に行われることを疑う理由はない」と明言。海外客の受け入れを見送る方針との見方が強まっているが、改めて五輪開催に自信を見せていた。

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