【新型コロナ】コロナワクチン接種の流れ確認 神奈川・厚木の集団会場

厚木市が行ったワクチン接種のシミュレーション=厚木市及川の市立睦合西公民館体育館

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、神奈川県厚木市は10日、集団接種会場の一つ市立睦合西公民館体育館(同市及川)でシミュレーションを行った。

 市職員や厚木医師会の医師、看護師のほか、接種を受ける役として住民らも参加。計約100人で受け付けから接種、経過観察までの流れを確認した。視察した小林常良市長は「シミュレーションを生かし、スムーズに接種するための課題を考えたい」と述べた。

 参加した住民の男性は、持病で薬を飲んでいるといい、「接種後に通常より長い時間、待機する必要があると言われた。普段飲んでいる薬が分かるように『お薬手帳』を活用したらいいのでは」と話した。

 市は市保健福祉センター(同市中町)を常設の集団接種会場とするほか、土、日曜に医師らが市内14カ所の公民館を巡回して接種する方式も行う予定。

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