メーガン妃の人種差別発言告発で揺れる英王室 チャールズ皇太子擁護のため黒人合唱団立ち上がる

チャールズ皇太子(ロイター)

メーガン妃が王室内で人種差別を受けたとする発言に対し、同妃とヘンリー王子の結婚式で歌を披露した黒人合唱団がチャールズ皇太子を擁護するために立ち上がった。米芸能サイト「TMZ」が11日(日本時間12日)、伝えた。

ロンドンを拠点に活動するゴスペルグループ「キングダム・クワイア」の創設者で指揮者のカレン・ギブソンさんは、皇太子がじきじきに同グループを結婚式に招待してくれ、以来、本人自ら出向いて公演の成功を祝ってくれていると語った。

その上でギブソンさんは、そんな皇太子が「人種差別発言をするとは到底思えない」と訴えた。

メーガン妃は7日米CBSで放送されたオプラ・ウィンフリーとの独占対談で、アーチーちゃんを妊娠中、「生まれてくる子供の肌はどの程度黒くなるのか」とする発言をヘンリー王子が受けたと暴露した。

発言したのが王室の誰なのかは特定しなかったが、後日、オプラはヘンリー王子の話として、「エリザベス女王とフィリップ王配ではない」と強調した。

そのため、英メディアの中には「そんな発言が本当にあったのか」と疑問視する声が浮上する一方、米メディアは「チャールズ皇太子かウィリアム王子ではないか」との推測が広まっている。

そんな中、公務でロンドン東部の学校を訪れたウィリアム王子は日、取材陣に対し「私たちは人種差別的な家族ではない」と反論。記者からヘンリー王子とは番組放送後に話をしたか問われ、「していない。いずれする」と返した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社