楽天・石井一久監督(47)が、2試合連続の雨天中止に安どの表情を浮かべた。
13日のDeNAとのオープン戦(静岡)は前日同様、降雨のため中止となった。中止が決まった午後12時15分、報道陣に対応した石井監督は、この日先発予定だった田中将大投手(32)の登板を明日14日の同カードにスライドし5イニング、残りの4イニングを14日に先発予定だったドラフト1位ルーキー・早川に託すことを明かした。
調整に影響を及ぼしそうな中継ぎ陣については「投げれなかった人はファームの方に行ってもらう人もいる。上で見たい投手を優先的に上に置いて、調整で投げる投手を下に行かせたりする」の措置をとるとしたが、指揮官の表情は終始穏やかだった。
というのも、指揮官が最も心配していたのは調整遅れなどではなく、グラウンド不良による故障のリスクだったから。
しかも、投手陣だけでなく、し烈な開幕スタメン争いの続く外野手の故障リスクも、中止により回避できたのも大きいとあって、石井監督も「今日、雨がやんでいてもちょっと外野の芝があやしかった。水も浮いていたので選手がケガをする方がよくない。ピッチャーの調整はそんなに変わらないので大丈夫です」と語った。