B1川崎、天皇杯制覇 7大会ぶり4度目

攻守に勝負強さを発揮し、7大会ぶり4度目の頂点を極めた川崎((C)JBA)

 バスケットボールの日本一を決める第96回天皇杯全日本選手権は13日、さいたまスーパーアリーナでBリーグ1部(B1)勢同士の決勝が行われ、川崎ブレイブサンダースが76―60で宇都宮ブレックスを破った。川崎は前身の東芝ブレイブサンダース神奈川が優勝した第89回以来、7大会ぶり4度目の頂点に立った。

 元日にサッカーの第100回天皇杯全日本選手権を制した川崎フロンターレに続く栄冠。川崎市を拠点とする複数のプロスポーツチームが同一年度に天皇杯のタイトルを獲得するのは初めて。

 川崎ブレイブサンダースはベンチスタートの大塚裕土、増田啓介が得点を重ねてチームを勢いづけた。第3クオーターには辻直人が2本の3点シュートを沈めるなどしてリードを広げ、前回大会で準優勝に終わった雪辱を果たした。

 今大会は新型コロナウイルスの影響で、当初は男子95チームが出場予定だったが、20チームと規模を縮小して開催された。

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