【新型コロナ】13日の神奈川、5人死亡 95人感染 横浜の病院と特養で新たなクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で13日、70~90代の男女5人の死亡が確認された。新規感染者は10歳未満から90代までの計95人。このうち、33人の感染経路が分かっていない。

 横浜市によると、市内で亡くなった4人の死因はいずれも新型コロナウイルス感染症による肺炎。90代男性の1人は、クラスター(感染者集団)が発生した市内の特別養護老人ホームの入所者で、医療機関に入院後の2月28日に死亡した。

 川崎市内で死亡した80代の男性も、クラスターとなった川崎区の特別養護老人ホームの入所者。死因は新型コロナウイルス感染症という。

 横浜市内では、新たに職員2人が感染した戸塚共立第2病院(戸塚区)などが新たにクラスターと認定された。既にクラスターとなっている厚木佐藤病院(厚木市)では入院患者1人の感染が判明し、同病院の感染者は計46人となった。

 川崎市立小田小学校(川崎区)で30代男性教諭の感染が判明したが、濃厚接触者が特定されており、休校措置は取らないという。

 また、横須賀市内で市立小の男児1人が感染。同小ではこれまでに児童4人が感染し、休校していたが、濃厚接触者の調査が終わったため15日から再開する。

 一方、藤沢市は11日に陽性と発表した70代男性について、感染の疑いが低いとして取り下げた。

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