卓球の国際大会ワールドテーブルテニス(WTT)のツアー「スターコンテンダー」は13日にカタール・ドーハで各種目決勝が行われ、男子シングルスで世界ランキング5位の張本智和(17=木下グループ)が同42位のルウェン・フィルス(33=ドイツ)をゲームカウント4―2で下して優勝した。女子シングルスでも(20=スターツ)が優勝しており、日本勢のアベック優勝となった。
張本は相手がカット主戦型ということで、序盤で前陣から早いタイミングで強打するスタイルで加点。第1ゲームを11―9で奪い、第2ゲームも逆転で11―9と連取した。
第3ゲームはデュースの末に12―14で落としたが、第4ゲームを11―5でものにした。第5ゲームを7―11で奪われて迎えた第6ゲーム、終盤までもつれる展開の中で左右に揺さぶって相手のミスを誘うと、最後はバックのチキータから浅いリターンを強打して勝ち切った。
中国勢不在の中、第1シードとして臨んだ大会で貫録の優勝。前週の「WTTコンテンダー」では4強止まりだったが、ドーハ2連戦の2戦目でしっかり結果を残した。