【陸上】2位の佐藤早也伽「悔しさの残るレース」 東京五輪は1万メートル代表入りへ挑戦

名古屋ウィメンズマラソン(バンテリンドームナゴヤ発着)が14日に行われ、前回大会5位の佐藤早也伽(26=積水化学)は、2時間24分32秒で2位に入った。

自己ベスト(2時間23分27秒)の更新を目指したレースだったが、今大会特有のビル風に苦戦。さらに、優勝した松田瑞生(25=ダイハツ)に2分41秒差をつけられ「風に負けないで走って自己ベストを出したいって思いでスタートラインに立ったが、それを達成できなかったので、悔しさの残るレースとなった」と顔をしかめた。

とはいえ、2回目のフルマラソンで2位と躍進。野口英盛監督(41)は「過程でやってきたことは、タイムは足りなかったが、去年よりは一回り強くなったと思う。2回目のマラソンとしては100点というか、次へのいい課題もあり、良かったところもあった」と評価。今後に向けては「まだ東京五輪の1万メートル(出場の可能性)が残っているので、マラソンをやりつつ1万メートルもチャレンジしようと思ってスタートした。そのあとは彼女(佐藤)がマラソンで日の丸をつけたいと言っている。今日の松田選手の走りに負けないように、追い越せるように強化していきたい」と展望を語った。

佐藤もかねて「日本記録を狙える選手になれるようにこれから頑張っていきたい」と語っていただけに、今後の活躍ぶりに注目だ。

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