週間天気 週前半はさくらの蕾もほころぶ陽気も 週末は荒天のおそれ

週間予報(天気)

 今週は、週前半を暖かな日ざしが降り注ぐ所が多く、さくらの蕾もさらにほころぶ陽気になりそうだ。ただ、穏やかな天気は長くは続かず、週末には荒れた天気になるおそれがある。

東京・長崎でさくら開花 この先も蕾ほころぶ暖かさ

各地の開花・満開予想日(濃い色は14日現在すでに開花・満開になった日)

 14日(日)は、低気圧や湿った空気の影響で、北日本を中心に雨や風の強まった所があったが、西からは高気圧に覆われ、九州から関東を中心に青空が広がった。気温も平年並みか高くなった所が多く、この暖かさで東京や長崎のさくらの開花が発表された。東京、長崎とも統計がある1953年以降、最も早い開花となった。

15日(月)の昼過ぎの天気分布予想と予想最高気温

 15日(月)は、晴れのエリアがさらに広がり、北日本を含めて、全国の広い範囲で晴れそうだ。日曜日に風が強く吹いた所も収まる見込み。気温は、日曜日以上に高く、4月並みの陽気の所が多くなりそうだ。

週間予報(最低/最高気温)

 その先も、週の中頃にかけては太平洋側を中心に晴れ間が広がり、気温の高い状態も続く見通し。東京の16日(火)の最高気温は22℃の予想で、初夏のような陽気となる見込み。さくらの蕾もさらにほころび、西日本や東日本の太平洋側を中心とした各地からも開花の便りが届きそうだ。ただ、雪がまだ多く残っている地域では、雪解けが一気に進むおそれがあり、雪崩などに注意が必要となる。

週末は荒れた天気のおそれ

21日(日)朝の雨と風の予想

 18日(木)から19日(金)頃になると前線や湿った空気の影響で西日本を中心に雲が広がり、雨の降る所もある見込み。さらに、20日(土)から21日(日)にかけては低気圧が日本海を発達しながら進む予想で、各地で雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがある。今後の情報に注意が必要だ。

(気象予報士・佐々木聡美)

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