レッズ・秋山が数週間離脱へ 2年目は故障者リストで開幕か

日本時間3月16日、レッズのデービッド・ベル監督は秋山翔吾が少なくとも数週間離脱する見込みであることを明らかにした。秋山は同14日のアスレチックスとのオープン戦に「1番・センター」でスタメン出場したものの、左ハムストリングの張りを訴えて3回表の守備開始時にベンチへ退いていた。レギュラーシーズン開幕が約2週間後に迫っていることを考えると、秋山はメジャー2年目のシーズンを故障者リストで迎えることになりそうだ。

秋山は夫人が事故に巻き込まれるというアクシデントがあり、2月下旬から3月上旬にかけて7日間チームを離れていた。日本時間3月8日からオープン戦に出場し、1日おきに4試合に出場したが、7打数無安打。同14日のアスレチックス戦で初回の第1打席でサードゴロを放ち、一塁へ全力疾走した際に左ハムストリングを痛めたとみられている。

レッズは秋山のほか、ジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、ニック・カステヤーノス、アリスティデス・アキーノとレギュラークラスの実力を持った外野手が多く、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されない今季は5人がレギュラー3枠を争う状況となっていた。秋山は出場機会を確保するためのアピールの場を失うことになり、正中堅手争いのライバルであるセンゼルの出来次第では完全に控えに追いやられることになってしまうかもしれない。

なお、メジャーリーグ公式サイトによる最新の開幕ロースター予想では、秋山の離脱を想定し、外野手はカステヤーノス、センゼル、ウィンカー、アキーノ、スコット・ハイネマンの5人がロースター入りするとの予想になっている。左翼ウィンカー、中堅センゼル、右翼カステヤーノスが基本の形となり、長打力が魅力のアキーノが4番手、外野3ポジションと一塁を守れるハイネマンが5番手。焦りは禁物だが、秋山が出場機会を確保するためには、一刻も早く戦列復帰して再びレギュラー争いに加わりたいところだ。

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