マンUのFW補強はハーランドが第1候補に スールシャール監督との「絆」で勝負

ビッグクラブの争奪戦が過熱しているFWハーランド(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドがドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)を今夏のターゲットに定めたと15日、英紙「デーリー・メール」が伝えた。

マンチェスターUは今夏のストライカー補強をもくろんでおり、これまでハーランドとともに、フランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)やドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(20)、ドイツ1部Eフランクフルトのポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(25)に熱視線を注いでいた。

しかし、同紙によるとオーレグンナー・スールシャール監督(47)はノルウェー1部モルデ監督時代に指導したハーランドと個人的な親交もあることから、新任のジョン・マートフ・スポーツディレクター(SD)との間で最優先ターゲットとして獲得に乗り出すことで同意したという。

すでに今季30試合で31ゴールを決めているハーランドに関しては同リーグのチェルシーやリバプール、マンチェスター・シティー、スペイン1部レアル・マドリード、同バルセロナが獲得を争っている。移籍金は1億5000万ユーロ(195億円)に達すると見込まれているが、豊富な資金力を持つマンチェスターUに不安はない。

スールシャール監督はかねて愛弟子のハーランドと連絡を取り合っていることを認め、獲得について「彼はドルトムントの選手です。彼が元気になることを願っています。後で人生がどうなるか見てみましょう」とコメントしているが、果たして争奪戦を制し、世界注目のストライカーを獲得できるだろうか。

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