レアル・ジダン監督がマネ獲得熱望 エムバペ&ハーランド優先もFW強化の“プランB”

サディオ・マネ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが、イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネ(28)を今夏の移籍市場での獲得に向けてリストアップした。

スペインメディア「フィチャージェスネット」は「ジダン監督は、リバプールのセネガル人選手との契約をすでに要求している」と報じた。

マネを巡っては昨季からユルゲン・クロップ監督(53)との不仲による退団が取りざたされており、今季はチームが低迷したことで退団が加速するとの観測が出ている。そうした中で以前からマネを高く評価するジダン監督が獲得を熱望。「FWエデン・アザール(30)は負傷が多く、FWビニシウス(20)はパフォーマンスに安定性がない」と手薄な攻撃陣の補強のため今夏にアタックする方針だ。

ただ、マネ獲得は不透明な部分も多い。ジダン監督の去就が微妙なうえに、Rマドリードはフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)とドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の獲得を最優先にしており、莫大な費用がかかる。そのため「Rマドリードにとってはかなりの経済的投資を必要とする契約だ。エムバペやハーランドなどの名が、白い巨人に大きな変化をもたらす夏になる。一方で(マネも)可能性の一つとして夏に実行する準備ができている」と同メディア。2人の大物ストライカーの補強次第で獲得に乗り出す“プランB”となりそうだ。

Rマドリードが今夏に攻撃陣の大幅強化を目指すことは間違いなさそうだ。

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