【春場所】大関復帰目指す照ノ富士が3連勝 両ヒザに不安も「動いているということは大丈夫」

寄り倒しで大栄翔に勝った照ノ富士

大相撲春場所3日目(16日、東京・両国国技館)、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が小結大栄翔(27=追手風)を破って3連勝。左差し、右で抱えると、相手に周り込まれるも追いかけまわして寄り倒した。取組後は「前に出ようと思っていたので良かったです」と振り返った。

初日、2日目とやや強引な内容が続いたが、この日は納得の表情。両ヒザに爆弾を抱えながらも土俵に立ち、横の動きも「(体が)動いているということは大丈夫だと思います」と話す。

大関復帰を目指す今場所は3日目を終えたばかりだが、大関陣が早くも黒星を喫する中で〝全勝〟と好調を維持。それでも本人は「とりあえず(ノルマの)9番勝って、そこからなので。一日一日集中してやるだけ」と表情を変えることはない。

また、この日は白鵬(36=宮城野)が休場。ただし、両横綱が不在になったことも過剰に意識することなく「自分なりにやってきたことを生かして盛り上げていきたいと思います」と気を引き締めた。

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