鈴木優磨ら日本選手5人所属のシントトロイデン〝クラスター〟発生 森保ジャパンにも影響

鈴木優磨

ベルギー1部のシントトロイデンは16日、15日に新型コロナウイルスのPCR検査を実施した結果、新たなに選手5人とスタッフ2人が陽性になったと発表した。これで感染者は選手10人、スタッフ3人の計13人になった。

同クラブには、日本代表GKシュミット・ダニエル(29)、DF松原后(24)、DF橋岡大樹(21)、MF伊藤達哉(23)、FW鈴木優磨(24)と5人の日本人選手が所属しているが、ベルギーメディア「VOTEBALベルギー」によると、伊藤が感染したという。

今後の試合についてはプロリーグ機構と調整中で、延期が確実視されているが、シントトロイデンの〝クラスター〟は森保ジャパンにも大きな影響を与えそうだ。A代表では常連のシュミットとともに、今季14ゴールを挙げている鈴木の初招集が見込まれていたが、チームの現状から選出は絶望的。また橋岡と伊藤の五輪代表入りも見送りとなりそうだ。

すでに森保一監督(52)は、ドイツ1部ハノーバーでMF原口元気(29)がコロナに感染したことからチームメートのDF室屋成(26)も含めて招集を見送る方針を明かしている。指揮官は可能な限り、海外勢を招集したい意向を示していたが、A代表と五輪代表の候補選手が選出不可となれば、チーム編成にも大きな影響が出るのは避けられない。

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