野球五輪予選が6月に開催 米国、台湾などが2枠を争う

サヨナラタイムリーの元阪神のナバーロと東京五輪を決め喜ぶメキシコナイン(2019年11月、プレミア12の3位決定戦)

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は16日(日本時間17日)に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期されていた野球の東京五輪予選について、6月上旬に米フロリダ州で米大陸予選、同16~20日に台湾の台中で世界最終予選を開催すると発表した。

米大陸予選は昨年3月に米アリゾナ州で行う予定だった。出場するのは米国、キューバ、ドミニカ共和国、ベネズエラなど8か国で、1位が出場権を獲得。2、3位チームは最終予選に回り、台湾、オランダ、オーストラリア、中国と最後の1枠を争う。

WBSCのリカルド・フラッカリ会長は「これらの予選に関する決定は、五輪界と野球界に大きな期待と興奮を与えるでしょう。重要な国際大会を安全で、かつ成功させるために必要な環境を提供してくれるフロリダと台中に深く感謝しています。東京五輪に向けて、全てのチームとアスリートの幸運を祈っています。いよいよプレーボールです」との声明を発表した。

東京五輪の野球は6か国・地域で争われ、開催国の日本、韓国、メキシコ、イスラエルの出場が決まっている。

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