【競泳】池江璃花子「今は前を向くしかない」退院後初プールから1年を報告

池江璃花子

白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が17日、自身のインスタグラムを更新。退院後初めてプールに入った昨年3月17日を振り返った。

当時の写真を3枚添えた上で「退院後、初めてプールに入った一年前の今日。プールが新鮮で、塩素の匂いが懐かしいって感じてたな。あれから1年、長いようで短かったです。辛くて、苦しくて、でも楽しくて、誰よりも充実した日を過ごせたと思います!」とつづった。

続けて「1年前の自分は、1年後、今こうして元気に選手権に向けて頑張ってる、なんて想像もしてなかったな。薬もたくさん飲んでたし、体も転んだら折れちゃいそうなくらい細いし、筋肉もないし…笑」と回想した。

最後には「当たり前じゃないことがいつの間にか当たり前になってて、自分の過去を思い出すけど今は前を向くしかないって思います。何が完璧でどこまで行ったら正解なのかは誰にもわからない、だから一歩ずつできるとこから頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

池江は昨年8月に実戦復帰を果たすと、東京都オープン(2月、東京辰巳国際水泳場)の女子50メートルバタフライで優勝。東京五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)には、50&100メートル自由形、50&100メートルバタフライの4種目にエントリーしている。

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