Rソックスは5人制ローテ採用 投手14人&野手12人で開幕へ

レッドソックスのアレックス・コーラ監督は6人制ローテーションの採用を示唆していたが、日本時間3月17日に5人制ローテーションで開幕することを明言した。先発ローテーションを担う5人の顔ぶれは明らかにされていないが、エドゥアルド・ロドリゲス、ネイサン・イバルディ、ギャレット・リチャーズ、マーティン・ペレス、ニック・ピベッタの5人とみられる。また、9人のリリーバーをロースターに入れ、開幕ロースターは投手14人&野手12人の構成になるようだ。

指名打者制のあるアメリカン・リーグで9人のリリーバーをロースターに入れる場合、控え野手は3人になる。そのうち1人は捕手であり、実質的な控え野手は2人だけ。しかし、今季のレッドソックスはエンリケ・ヘルナンデスとマーウィン・ゴンザレスという2人のスーパー・ユーティリティを獲得しているため、控え野手は2人で十分という判断に至った。

先発ローテーションから漏れるのは若手有望株のタナー・ハウクと新加入のマット・アンドリースの2人。ハウクはAAA級のローテーションに入ってメジャー昇格のチャンスを待ち、アンドリースはブルペンの一角としてロングリリーフを担うことになるとみられる。また、具体的な時期は未定だが、シーズン中にはトミー・ジョン手術を受けたクリス・セールの復帰も予定されている。

ブルペンはクローザーを争っているマット・バーンズとアダム・オッタビーノの2人が中心となり、セットアッパー候補の澤村拓一とダーウィンソン・ヘルナンデスもロースター入りは確実。デビューイヤーの2019年に52試合に登板したジョシュ・テイラー、ルール5ドラフトで加入したギャレット・ウィットロックもロースター入りが有力視されており、ロングリリーフのアンドリースも含めると、ブルペンは残り2枠となる。

ライアン・ブレイシア(元・広島東洋カープ)は故障などで調整が遅れており、開幕に間に合わない可能性が高い。よって、残りの2枠はオースティン・ブライス、コルテン・ブリュワー、フィリップス・バルデスらによる競争となりそうだ。

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