東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(42)は17日、本紙の取材に応じ、開閉会式の演出を統括する総合企画エグゼクティブクリエーティブディレクター・佐々木宏氏(66)による容姿侮辱問題について「事実関係を確認している」とした上で「事実だとすれば不適切であり、大変遺憾です」と話した。
この発言は文春オンラインが同日に報じたもので、佐々木氏が演出チーム内のLINEでタレント・渡辺直美(33)の容姿を侮辱する文面を送信したとされる。高谷氏によれば、組織委は今月9日に文春から取材を受けたというが、その際は「全体の体制と予算に関する質問だけだった」とのこと。この日には多くのメディアが事実確認に奔走するなど、組織委関係者は対応に追われた。
佐々木氏は2016年リオ五輪の閉会式の演出を担当。マリオに扮した安倍晋三前首相を登場させて話題を呼んだ。