雲仙の観光戦略をサイトで「見える化」 まちづくり仲間を増やしたい

雲仙市観光戦略の進ちょくを発信する「全員集合!雲仙ポータル」の画面

 長崎県の雲仙温泉街を拠点に滞在型観光促進を目指す、雲仙市観光戦略の進ちょくを紹介するサイト「全員集合!雲仙ポータル」が、開設された。活性化の様子を随時更新し“雲仙ファン”を増やしていく。
 サイトは、市や地元観光関係者でつくる雲仙市観光戦略策定委員会(委員長・宮崎高一雲仙温泉観光協会長)が運営。10年後の「6日間滞在できる雲仙」を見据えたイベントや取り組みの過程を、文章や写真、動画で「見える化」する。
 サイトでは温泉街の景観整備や旅館でのワーケーション、長崎大生が企画する「雲の上のピクニック」「修学旅行プログラム作成」の進ちょくなどを紹介している。
 情報更新は戦略策定委メンバーら約20人でスタートし、今後は雲仙を訪れ、イベントに参加した人たちから体験リポートを募集する形で、更新者を増やしていく。
 更新メンバーらは勉強会を開いて、訴求力の高い文章の書き方や写真、動画の撮り方を学んでいる。サイト運営を担当をする加藤隆太さん(42)は「サイトを入り口にして雲仙の観光、定住促進のまちづくりを見てもらい、一緒に取り組む仲間を増やしていきたい」とPRしている。

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