「ストレートは良かった」阪神・秋山が5回無失点 仕上がり順調も球数の多さ反省

阪神・秋山

今季も頼れる存在となりそうだ。昨季チーム最多タイの11勝を挙げた阪神・秋山拓巳投手(29)が17日の西武とのオープン戦(メットライフ)に先発。5回4安打無失点と順調な仕上がりを披露した。立ち上がりから理想的な投球でリズムに乗った。

先頭の鈴木将、源田をともに139キロの直球で空振り三振に斬ってとるなど「変化球が少し浮くことがありましたが、全体的にストレートは良かった」と、球速以上の威力で手玉に取った。オフから球速アップをテーマに取り組んだ右腕だったが、その成果はスピードガンの数字以上に球質に凝縮されていた。

先発の責任投球回でもある5回を87球で投げ切ったが「一人ひとりに対する球数が多くなってしまったので、もう少し少ない球数で打ち取っていけるように」と次回登板へむけ、さらなる修正を口にした。順調に調整が進めば、開幕2カードの広島戦の3戦目のマツダスタジアム。昨季登板3試合で2勝、防御率0・47と抜群に相性を誇る地から公式戦出撃となりそうだ。

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