【欧州CL】チェルシーが7季ぶりの8強入り

先制ゴールを決めたハキム・ジェシュ(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦が17日(日本時間18日)に行われ、チェルシー(イングランド)がアトレチコ・マドリード(スペイン)に2―0で勝ち、2戦合計3―0で7季ぶりの8強入りを決めた。

敵地での第1戦に1―0で勝ち、チェルシーが有利な状況で迎えた第2戦は一つのジャッジが勝敗を大きく分けた。前半26分、AマドリードFWヤニック・カラスコ(27)が相手のバックパスを追いかけてチェルシーDFセサル・アスピリクエタ(31)に倒された。明らかに手がかかっていたようにも映ったが、主審はノーファウルの判定。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の検証もなく、試合は続行した。

すると34分、チェルシーはMFハキム・ジェシュ(27)が左サイドで持ち上がったFWティモ・ベルナー(25)のクロスを右足で合わせて先制。そのまま推移した後半36分には、AマドリードDFステファン・サビッチがゴール前での競り合いの際にDFアントニオ・リューディガー(28)にヒジ打ちの反則をして一発退場。数的有利となったチェルシーは、終了間際にカウンターからDFエメルソン(26)が2点目を奪って試合を決めた。

これで8強が出揃い、決勝Tに進出したイングランド勢3チーム(マンチェスター・シティー、リバプール、チェルシー)がすべて勝ち上がった。準々決勝の組み合わせ抽選会は19日にスイス・ニヨンで行われる。

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