【欧州CL】バルサがPSGに4失点惨敗 いよいよ「無冠」が現実味

PSG戦で先制PK弾を決めたメッシだが…(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦(16日=日本時間17日)、バルセロナ(スペイン)はホームでパリ・サンジェルマン(フランス)に1―4で完敗し、ベスト8進出へ厳しい状況に追い込まれた。

エースFWリオネル・メッシ(33)のPK弾で先制するも、パリSGのFWキリアン・エムバペ(22)にハットトリックを許すなど、ホームで屈辱の4失点。ロナルド・クーマン監督(57)は「彼らの方が上だった。効率が良く、とりわけエムバペに関してはそうだった。後半は守備の面で多くの問題を抱えた」とし、敵地での第2戦(3月10日=同11日)に向けて「1―4は実際、非常に難しい。勝利の選択肢(勝算)はほぼない」と白旗を上げた。

FWアントワヌ・グリーズマン(29)も「僕らはゴールチャンスを手にしたが、決められなかった。ホームで4ゴールを決められるのはつらいし、望んだものではない。(第2戦は)難しいとわかっているが、勝ち上がるために立ち向かう」とコメントした。

今シーズンは国内リーグ戦でも不振で首位アトレチコ・マドリードの勝ち点差8の3位。すでに国王杯も準々決勝で敗退し、10季ぶりに4強入りを逃しており、いよいよ「無冠」が現実味を帯びてきた。

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