スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)の負傷をめぐって、クラブとベルギー代表が対立していると、17日付のスペイン紙「アス」が報じた。
世界的スーパースターのアザールは右足腸腰筋の負傷で2019年のRマドリード加入後、11度目の離脱。移籍金1億ユーロ(約130億円)の男もこれまでチームに貢献しているとは言えない状況だ。現在は度重なる負傷の原因などを探るため、セカンドオピニオンを受けることになり、英ロンドン入りし、診断結果を待っている。
同紙によると、すでにRマドリードでは手術をせず、1か月以内に復帰できるように温存療法を支持。その上で今シーズンを戦った上、オフシーズンにメスを入れることを望んでいるという。一方、今夏の欧州選手権に臨むベルギー代表は大会に支障が出ないよう早期に手術し、負傷の完治を求めており、両陣営の主張が食い違っている。
ただ、今後の処置についての最終決定権はアザールにあり、Rマドリードもベルギー代表も本人の決断を受け入れる構えと報じているが、両チームにとって欠かせない戦力だけに今後の動向が注目される。