新日本プロレス18日静岡大会「NEW JAPAN CUP」準々決勝で、デビッド・フィンレー(27)がジェイ・ホワイト(28)を撃破しベスト4に進出した。
実績で大きく水をあけられていたかつての盟友から、大仕事をやってのけた。ともに2015年に新日本に入団し切磋琢磨してきたジェイと激突したフィンレーは、セコンド・外道(52)の介入もありなかなかペースを握れない。パートナーのジュース・ロビンソン(31)のアシストで外道の排除に成功しても、裏投げ、キーウィークラッシャーを浴びて劣勢に陥った。
グランビーロールでも3カウントを奪えず、Prima Nоcta(スタナー)を阻止されるとSSS(スリーパースープレックス)で投げ捨てられ窮地の連続だ。だがジェイが必殺技のブレードランナーを狙ったその瞬間、起死回生のPrima Nоctaがカウンターでさく裂。そのまま一気にACID DROP(変型スタナー)で優勝候補を沈めてみせた。
NJC優勝者には4月4日両国国技館大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者は飯伏幸太)挑戦権が与えられる。1月5日東京ドーム大会のメインイベンターを破る大番狂わせで一躍ダークホースとなったフィンレーは「これで俺のNJCを優勝を信じないわけにはいかないよな? 俺が飯伏からベルトを取る。『今年は俺の年になる』って言っただろ! 俺は生まれ変わったんだ。今日でデビッド・フィンレーは世界トップのレスラーの一人と証明された。この俺が優勝する」と初出場初優勝を誓っていた。