広島に「堂林に代わる三塁がいない」問題 プリンスの“超回復”に一縷の望み…

“超回復”なるか!?

広島・堂林翔太内野手(29)の“超回復”はあるのか…。佐々岡真司監督(53)はコンディション不良により13日の日本ハム戦(マツダ)から4戦連続で欠場中の堂林について「(明日から)2日間はこっちに残って3日目(21日)に見て判断する。明日は打撃練習するようなので明日、明後日でどこまでできるか」と明言。オープン戦最終戦となる21日のソフトバンク戦(マツダ)への出場によって開幕一軍の可否を判断する方針を明かした。

昨季見事な復活を遂げいまや戦力として欠かせない存在だけにシーズンを見越せば無理はさせられない。しかし、チーム内には堂林の“滑り込み開幕”を望む声が上がっている。「無理はしてほしくないが、堂林に代わる三塁がいない。クロンも真面目に取り組んでくれているが、本職ではないのでやはり厳しい。かといって若手で取って代わるような選手もいないので」(チーム関係者)

堂林不在を想定し、首脳陣はケビン・クロン内野手(27=前ダイヤモンドバックス)の三塁起用を進めているが、一塁が主戦場の新助っ人には荷が重い面がある。また、成長株だった林晃汰内野手(20)は二軍降格となり安心してホットコーナーを任せられるのが堂林しかいないのだ。

マツダスタジアムで行われた18日の指名練習ではキャッチボールやティー打撃で汗を流した堂林。周囲は祈るような思いだが、果たして…。

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