国内女子ゴルフ「Tポイント×ENEOS」初日(19日、鹿児島・鹿児島高牧CC)、黄金世代の一人、高橋彩華(22=東芝)が64をマーク、8アンダーで単独首位に立った。
混戦を抜け出したのは16番パー5でのスーパーショット。残り100ヤードから50度のウエッジを手にすると、ピン奥、やや右寄りからバックスピンでカップに放り込み、今年初のイーグルを奪った。
「すごくいい感じのショットで〝これはついたわ〟と思ったら入ってくれました」。最終18番ではこの日7つ目のバーディーを奪い、会心のラウンドを締めくくった。
大の仲良しの稲見萌寧(21=都築電気)が優勝した先週、高橋も2日目を終えて10位と好位置にいたが、最終日はOB2発などで崩れ、47位に終わった。
「ティーショット全般が課題ですね。次が打てるところにあれば、バーディーチャンスはつくれるので、もうちょっと安定させたいです」。まだ万全ではないが、ティーショットを修正がこの日はスコアにはっきり表れた。
単独首位発進は初めて。「今日はすごくでき過ぎだったので、明日からどうなるのか楽しみです」。稲見の活躍も刺激に悲願の初優勝を狙う。