去就が注目されるドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の移籍金がまたまた高騰している。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝の組み合わせが19日に発表され、マンチェスター・シティー(イングランド)―ドルトムント(ドイツ)、ポルト(ポルトガル)―チェルシー(イングランド)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)―パリ・サンジェルマン(PSG=フランス)、レアル・マドリード(スペイン)―リバプール(イングランド)のカードが決まった。
中でも注目は、イングランド・プレミアリーグで圧倒的な強さを誇るマンチェスターCに対して怪物ストライカーのハーランドを擁するドルトムントがどう挑むか。ハーランドは今季のCLで6試合連続ゴール中で、史上最速で20ゴールに到達するなど驚異的な活躍を見せている。
そんな活躍ぶりと比例するように、今夏の移籍市場での移籍金も急騰している。
スペインの移籍専門メディア「フィチャージェスネット」は「ドルトムントはハーランドを2億5000万ユーロ(約320億円)と評価している。20歳のノルウェーのサッカー選手は世界のサッカー史上最も高額な契約となるだろう」と報道。移籍金の史上最高額は2017年にブラジル代表FWネイマールがバルセロナからPSGへ加入した際の2億2000万ユーロ(約280億円)とされているが、それを上回る史上最高額に設定されたという。
現在の活躍ぶりを見れば妥当な額かもしれないが、獲得に熱心なRマドリードなどは新型コロナ禍による財政難もあり、同メディアは今季の獲得が見送られる可能性も指摘している。