【Tポイント×ENEOS】渋野日向子 上位キープのカギ握る「新スイング」ともう一つの「課題」

渋野日向子

次なる課題とは――。国内女子ツアー「Tポイント×ENEOS」初日(19日、鹿児島高牧CC)、渋野日向子(22=サントリー)が6バーディー、1ボギーの67をマーク、首位と3打差の5アンダー、4位と好スタートを切った。首位は高橋彩華(22=東芝)で8アンダー。

今年一番のラウンドとなった渋野は「3戦目にしていいゴルフができました」。後半のノーボギー、4つのパー5で3バーディーを重ね「70~80点だと思います」と自分自身に高得点をつけた。

オフから取り組む新スイングについては「今の時点では、かなり意識しないとできないので、これが自然とできるようになるには時間がかかると思います」。アドバイスを送った石川遼(29=CASIO)は以前から「練習場でできたら、次は練習ラウンド。練習ラウンドでできたら次は試合」と新たな取り組みについて説明しているが、着実にその段階を上がっているようだ。

その先にさらなるステップがあるとすれば、厳しいコンディションや優勝争いの中でのプレー。先週は初日10位と好スタートを切ったものの、強風が吹き荒れた2日目から失速している。

渋野も風対策は意識しており「(今年初戦からの2試合で)風の中でプレーしてみて、自分のキャリーの距離をイメージしながらプレーしなければいけないなと思いました」。初日は風速4・9メートル(正午時点)と午後から風が強くなったが、風への意識が好結果につながった。

今後も風だけでなく雨などタフな状況の中でも好スコアを目指していく。

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