ボクシングのＷＢＡスーパー＆ＷＢＣ世界スーパーミドル級統一王者の「カネロ」ことサウル・アルバレス（３０＝メキシコ）対ＷＢＯ同級王者のビリー・ジョー・ソーンダース（３１＝英国）の３団体王座統一戦が６万人超の観客を入れることになった。興行を主催するマッチルーム社が１９日（日本時間２０日）に発表した。
「シンコデマヨ」と呼ばれるメキシコの祝日の５月８日に行わるビッグマッチは、テキサス州アーリントンにあるＮＦＬダラス・カウボーイズの本拠地「ＡＴ＆Ｔスタジアム」が会場。テキサス州では今月から商業活動を全面的に再開していることもあり、新型コロナウイルスの感染拡大後では世界最大規模のイベントが開催されることになった。
同スタジアムはコロナ禍以前にＮＦＬの他、ＮＢＡのオールスター戦やレッスルマニアで１０万人規模のイベントを開催している。
ボクシングではアルバレスがＷＢＣ世界ミドル級王者だった２０１６年９月に、ＷＢＯ王者のリアム・スミス（３２＝英国）にＫＯ勝ちした試合での５万１２４０人がこれまでの最多。米リング誌の「パウンド・フォー・パウンド」１位に君臨するアルバレスと無敗の２階級王者、ソーンダースとの対戦の観客数について米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」はは「６～７万人が予想される」としている。
最低価格が４０ドル（約４４００円）に設定されたチケットは、２３日から発売される。
