コロナ禍熱戦火ぶたが切る 長崎県議補選諫早市区 告示

 19日告示された県議補選諫早市区(被選挙数2)。名乗りを上げた新人4人は出陣式で、人口減少対策などの地域課題を説き、市内へ飛び出した。コロナ禍で活動が制約される中、9日間の熱戦の火ぶたが切られた。
 無所属の元諫早市議、千住良治候補(48)=自民推薦=は八坂町の八坂神社で、「県と市などのチャンネルになりたい。子どもが誇りを持てるまちにしたい」と訴えた。4年前の市長選で戦った宮本明雄市長や支援者が拍手で送り出した。
 無所属の前同市議、松永秀文候補(42)は小船越町の選挙事務所前で第一声。市議1期の実績を挙げ、「飯盛町で県と市が計画する『道の駅』整備の“パイプ役”になる。県政へ送って良かったと思ってもらえるよう頑張る」と宣言。
 自民の前同市議、坂口慎一候補(41)は宇都町の諫早神社で決意表明。「人口減少にどれだけ歯止めを掛けられるかに尽きる。9日間、全力で頑張る。県政に送り出してほしい」と訴え、集まった支援者らと必勝に向け拳を突き上げた。
 共産の本山敏彦候補(59)は栄田町の選挙事務所前で第一声。「県議会は自民系会派が多数を占め、共産党は1人。(四肢のまひで)車いす生活を送り、障害者の気持ちも高齢者の苦労も分かる自分を県政に押し上げてほしい」と訴えた。

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