【車いすラグビー】約1年5か月ぶりの実戦 池主将「足りない部分を再確認できた」

池透暢主将

車いすラグビーのジャパンパラ競技大会が20日、千葉ポートアリーナで開幕した。

本来であれば海外の強豪国を招いて大会を開催する予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で断念。代わりに日本代表候補選手を3チームに分け、貴重な実戦の場を確保した。

ケビン・オアー監督(52)は「私にとってはいい大会だと思う。試合自体が2019年のワールドチャレンジ以来なので、いい機会だった」と話した上で「合宿中にもできるだけ試合に近い形でやっているが、ライトがあって、メディアのみなさんがいて、チームを分けて結果を求められるのは初めて。1つステップが上がった。パラに向けては非常にいい準備だと思う」と充実した表情を見せた。

選手たちにとってもプラスの面は大きく、主将の池透暢(40=日興アセットマネジメント)は「自分たちも合宿で戦ってきた相手だが、試合となると雰囲気が変わる。いつもと同じプレーができなかったり、やろうとしたプレーを見失ったりした。それを細かく修正しながらやれた。こういう大会があってこそ、自分たちが足りない部分を再確認できた」と収穫を口にした。

16年リオデジャネイロパラリンピックでは銅メダルを獲得した日本代表チーム。悲願の金メダルへ、さらなるレベルアップを目指す。

◇試合結果は以下の通り

・第1試合 日本代表候補A40―50日本代表候補B

・第2試合 日本代表候補A43―48日本代表候補C

・第3試合 日本代表候補B54―49日本代表候補C

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