諫早市議選 当選ライン上昇か 定数4減、新旧交代も

 今回から定数4減の26議席を争う長崎県諫早市議選。現職21、新人11の32人が出馬。定数削減で前回より当選ライン上昇が予想される。
 前回市議選後、議員のなり手不足を解消しようと、市議会は定数4減を決定。報酬増額を市に提言したものの、コロナ禍で見送られたが、今回、30~80代の新人11人が名乗りを上げた。
 7人が勇退し、2人が県議補選に立候補。それぞれが地盤とする地域で、4人が後継にあたる新人候補を擁立したが、“空白地域”も一部あり、各候補の“草刈り場”となりそうだ。
 注目は、住宅街が広がる南部の小栗、西部の真津山各地区。複数の新人がベテランを含む現職に挑む。新型コロナウイルス対策をはじめ、九州新幹線長崎ルート暫定開業に伴うまちづくりなど課題は山積。無職女性(68)は「医療や福祉を充実させてほしい」、パート男性(73)は「地域代表として頑張ってくれる候補を選びたい」と期待する。


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