二軍スタートの阪神・板山祐太郎が初の開幕一軍を確実に

板山祐太郎

“下剋上”で初の開幕一軍切符を勝ち取った。阪神の6年目・板山祐太郎外野手(26)が、初の開幕一軍入りを確実にした。

オープン戦最終戦となった21日のオリックス戦(京セラ)。「7番・二塁」で先発すると敵先発の山岡から右翼線を破る三塁打を放つなど、一軍定着の課題でもあった打撃でアピールした。
さらにこの日は守備でも躍動した。3回、二死一塁から宗の右前打を素早く処理すると、三塁を狙った一塁走者を刺殺。試合後、矢野監督はこの日の板山の好守に渡るプレーを評価したうえで「一軍? 入る。入れようと思う」と開幕メンバー入りを明言した。

板山は今季、キャンプは二軍スタート。一軍でのアピールを開始したのは今月9日の広島とのオープン戦から。主に途中出場中心ながら、10試合で本塁打1本を含む5打点、打率3割3分3厘と好調の打撃も光り、2月から一軍キャンプ参加していた複数名の外野手を差し切った。

滑り込みで開幕一軍切符を勝ち取った板山は「チームが日本一になれるように、そのワンピースになれるよう、自分らしさを出していきたい」と年間を通じての一軍定着を目標に掲げていた。

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