ロイヤルズがペレスと契約延長 球団史上最高額の4年8200万ドル

日本時間3月22日、ロイヤルズはサルバドール・ペレスと2022年から始まる4年契約(+球団オプション1年)を結び、契約を延長したことを発表した。契約総額は8200万ドルと報じられており、ロイヤルズではアレックス・ゴードンの7200万ドルを上回って球団史上最高額となる。ペレスは「このチームに居続けたいと思っていた」とコメント。「長い期間、このチームに居られることになってとても嬉しい。キャリアをこのチームで終えたい」とロイヤルズへの愛着を口にした。

現在30歳のペレスは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、今回の契約延長により少なくとも2025年までロイヤルズでプレーすることが決定した。トミー・ジョン手術を受けて2019年を全休したものの、昨季は37試合に出場して打率.333、11本塁打、32打点、OPS.986という自己最高の打撃成績をマーク。カムバック賞と自身3度目のシルバースラッガー賞を受賞したほか、「オールMLB」のファースト・チームにも選出された。

ゴールドグラブ賞5度、オールスター・ゲーム選出6度など輝かしい実績を誇り、2015年のワールドシリーズ制覇にも貢献して同シリーズのMVPに選出されたスター捕手に与えられた契約は球団史上最高額の4年8200万ドル。その内訳は、2022年が年俸1800万ドル、2023年と2024年が年俸2000万ドル、2025年が年俸2200万ドル、2026年は年俸1350万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)であることが報じられている。

デイトン・ムーアGMによると、契約延長に向けた交渉は1月に開始されていたという。ジョン・シャーマン・オーナーもロイヤルズにおけるペレスの重要性を認識しており、全面的に協力。ムーアは「ジョンは非常に協力的だった。彼はサルビー(=ペレスの愛称)の信者だからね」とシャーマンへの感謝を口にした。「優秀な捕手なしで強いチームは作れない」と語るムーア。ロイヤルズは今後もペレスを柱として、2015年以来のワールドシリーズ制覇を目指す。

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