【センバツ】具志川商が21世紀枠対決制す 甲子園初勝利に喜舎場監督「校歌を聞けたので感慨深い」

悲願の聖地初勝利を挙げた具志川商ナイン

具志川商(沖縄)が21世紀枠対決を制した。「第93回選抜高校野球大会」(甲子園)3日目の22日、第1試合で八戸西(青森)を8―3で下し、甲子園初勝利。春夏通じて初めて立った聖地の夢舞台で悲願の初勝利もつかみ取った。

序盤から一気に畳みかけた。2回一死から4連続安打で一挙4点を挙げて先制に成功。その後も4回にセーフティースクイズを決めるなど効果的に追加点を重ね、突き放した。投げては昨秋の九州大会からエースナンバーを背負った先発・新川(3年)が140キロ前後の直球に変化球を交え、7回を2失点にまとめた。

投打がかみ合い、自慢の積極走塁も絡めての初戦突破。試合後の喜舎場正太監督(33)は「ウチらしい野球ができた。OBとしても後輩たちが頑張ってくれて甲子園で校歌を聞けたので感慨深いものがある」と目を細めていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社