【柔道】阿部一二三が2020年度最優秀選手に 丸山城志郎と24分間〝伝説の死闘〟

阿部一二三

東京運動記者クラブ柔道分科会は22日、2020年度の最優秀選手として、東京五輪男子66キロ級代表の阿部一二三(23=パーク24)を選出した。阿部が選ばれるのは世界選手権初優勝を飾った17年度に続き2度目。女子は該当者なしとなった。

阿部はコロナ禍でほぼ全ての大会が中止となる中、難しい調整を経て一発勝負の代表決定戦(昨年12月13日、東京・講道館)に臨み、直近の世界王者である丸山城志郎(27=ミキハウス)との24分に及ぶ死闘を制して勝利した。

柔道競技の枠を超え、高い関心を集めた点も柔道界への貢献度が大きいと評価された。阿部には記念の写真パネルが贈呈される。

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