米スポーツ専門局ESPN(電子版)は22日(日本時間23日)に開幕前恒例の「MLBトップ100選手」の51位から100位までを発表した。エンゼルスの大谷翔平投手(26)は昨年の34位から大幅ダウンの73位と思わぬ低評価だった。
このランキングは同局のMLB担当の記者と解説者が「2021年にどちらの選手が活躍するか」といった視点で各選手を比較しながら優劣をつけていき、最終的な順位を決定する。
「大谷が二刀流として機能したのは18年の2か月にすぎない。今年が二刀流に対処できるかどうかを証明する最後のチャンスかもしれない。しかし、それを誰が行えるかといえば、たぶん彼しかいない」とやや辛口。
今オープン戦の大谷は打者として9試合連続安打中で打率6割3分6厘、4本塁打、7打点。投手でも3度先発して、リアル二刀流の「1番・投手」で出場した21日(同22日)のパドレスとのオープン戦ではサイ・ヤング賞左腕のスネルを完璧に捉えて中前打を放ち、14年総額3億4000万ドル(約370億円)の巨額契約を結んだ若き主砲タティス相手に渡米後最速の101・9マイル(約164キロ)をマーク。米メディアの期待度は急上昇している。
ちなみにツインズの前田健太投手(32)は昨年の圏外からランクインしたが76位とこちらも「?」。見直しは必至か。