【WWE】毒蛇オートンと悪魔ワイアットが「レッスルマニア37」で最終決着戦へ

失神状態のランディ・オートンの横でブレイ・ワイアット(左)とアレクサ・ブリス(中)は祭典での対戦を表明した(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ22日(日本時間23日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜の「ファストレーン」で約3か月に復活した〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)が、〝毒蛇〟ランディ・オートン(40)の召集に応じてリング上で対峙。祭典「レッスルマニア37」での最終決着戦が決定した。

前夜の悪魔復活を受けてオートンはメイン後のリングにワイアットを招集。「お前を焼き殺したのがまるで昨日のようだ…。だが悪夢は今夜で終わりだ。出てこい、ブレイ」と大きな物体が入った黒い袋を持ってリングインした。

すると黒い小悪魔アレクサ・ブリス(29)がオルゴールで歪んだメロディを鳴らしながらステージに登場。オルゴールから悪魔の人形が飛び出すと、場内が暗転。再度薄赤い照明が点灯すると毒蛇の背後には悪魔が仁王立ちしていた。すると覚悟を決めた表情の毒蛇は、黒い袋から何と灯油ケースを持ち出す。昨年12月「TLC」で〝焼殺〟した惨劇を再現しようというわけだ。

灯油を悪魔の全身にかけるオートン。だが悪魔は微動だにせず仁王立ちだ。毒蛇はマッチで炎を放とうとするが、その瞬間、意を決したかのようにRKO弾。灯油まみれの悪魔はうつ伏せに倒れてピクリとも動かなくなった。

ここでエプロンに小悪魔が立つと、毒蛇は黙ってアレクサに近づく。すると悪魔が立ち上がり背後からゆっくりオートンに忍び寄る。毒蛇が振り向くとマンディブルクローでギリギリ絞め上げ、シスター・アビゲイル一閃。死んだと思われた悪魔が再び生き返った。

大の字のオートンを前に笑顔で飛び跳ねるアレクサは、祭典のロゴを指差して悪魔とポーズを決めた。終わりのない泥沼の抗争を続けていた両雄は、祭典でついに最終決着戦を迎えることになった。

「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日にWWEネットワークで配信される。

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