総務省に続いて…文科副大臣、事務次官に高級焼き肉接待「金額は一般庶民とかけ離れている」

萩生田文科相

今度は文部科学省幹部への「高級焼き肉接待」が浮上している。

亀岡偉民復興副大臣(65)が2015年から19年にかけ、文科副大臣在任中に文科省の藤原誠事務次官と学校法人「豊栄学園」(宮崎県三股町)の清水豊理事長らと複数回の会食に同席していたとことが23日までに報道された。

萩生田光一文科相(57)は同日の会見で同問題について、利害関係者からの接待を禁じる国家公務員倫理規程に抵触しているか否かを含め、事実関係の調査をスタートさせた。

藤原氏は官房長だった時、亀岡氏に呼ばれて赤坂で行われた会合に途中から参加。出席者と名刺交換すると、相手が清水理事長だったという。費用は亀岡氏が「自分が招待しているから自分が払う」といい、亀岡氏側が負担したという。

同学園は国からの補助金を受ける学校法人。同学園側が利害関係者に該当するかについて萩生田氏は「ケース・バイ・ケース」と話すにとどめた。

菅義偉首相(72)の長男で衛星放送関連会社、東北新社に勤務する菅正剛氏らによる総務省幹部への接待問題では、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏が、総務審議官時代に正剛氏から1回当たり7万円を超える飲食の接待を受けている。

「豊栄学園は亀岡氏と15年から19年までの5年間、都内と宮崎県内で少なくとも、14回会食しています。学園側が支払いは95万円以上。舞台の高級焼き肉店は、1人あたり最高で30000円だといいます。一般庶民の焼き肉感覚とは、相当かけ離れています」(野党関係者)

立憲民主党は24日の衆議院文科委員会で亀岡氏と藤原氏の接待問題を追及する方針だ。

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