プロ入り初の開幕スタメンを決めた中日・根尾昂内野手(20)が2021年の初打席でいきなり初安打を放ち、好スタートを決めた。
26日の広島戦(マツダ)に「8番・左翼」で先発出場。4点を追う3回、先頭だった第1打席でいきなり根尾のバットから快音が響いた。
相手先発でエース・大瀬良の1ボール2ストライクからの変化球を逆らわずに左前へ運び「H」ランプを灯した。
球団では高卒3年目以内での開幕スタメンは1992年の種田以来となり、21世紀では球団最年少。スター性を持っている男の存在感を見せつけた。
さらに2回無死一、二塁の守備ではファインプレーを披露。8番・会沢の左中間への大きな飛球を全力で背走しながら好捕した。抜けていれば失点は免れなかっただけに、攻守で存在感を発揮した。
開幕前日は「準備してきたことを出せるように第1打席から、守備の1球目からしっかり準備して臨みたい。緊張感は今までとは違うものがある中で、自分のプレーができるようにしたい」と言っていた通り、開幕戦で見事に躍動している。