「チャンスはあそこだった」久保建英が悔やんだ一瞬 アルゼンチンとの差を痛感

チャンスだったが…

決め切ることはできなかった。U―24日本代表MF久保建英(19=ヘタフェ)が26日、U―24アルゼンチン戦に先発出場。トップ下で攻撃の起点としてチームを引っ張ったが、0―1で敗れた。

一番の見せ場は後半35分だった。右足でボレーシュートを放つも、ボールは無情にもクロスバーの上へ。「自分のチャンスらしいチャンスはあそこだった。右足、左足関係なく、決めれる選手が生き残っていくと思う」と悔しさをにじませた上で「生き残るためには欲しい一点を取れる選手になることが自分の課題。自分も点を取ることにどん欲になりたい」と語った。

南米1位の強豪相手に接戦を繰り広げたが、「どのカテゴリーでも一緒だが、決めたチームと決めないチームでは差が開いてしまう」ときっぱり。東京五輪で金メダルを目指す中で、改めて決定力の課題が浮かび上がった形となった。

29日には再びU―24アルゼンチン代表(北九州)と対戦する。「内容自体は悪くなかったが、結局残るのは結果。次は今日みたいな内容のゲームをして、あとは最後のところで決め切るのがスポーツなので、決めないと勝てない」。悔しさをバネに、次こそはゴールネットを揺らしてみせる。

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