コロナ禍の球春到来に「感謝」 DeNAファン、新監督の胴上げ熱望

応援する横浜DeNAベイスターズのファンら=東京ドーム

 プロ野球は26日開幕し、新型コロナウイルスの影響下での2シーズン目に入った。横浜DeNAベイスターズは東京ドームで巨人と対戦。敵地に駆け付けたベイファンは、シーズンが無事に到来したことへの喜びにあふれた。

 「昨年も開幕戦を観戦する予定だったが、延期でかなわなかった。2年分の思いを込めて応援したい」。横浜市保土ケ谷区の介護職山内友博さん(33)は、感慨深げに話す。

 昨季は日程の短縮や史上初の無観客での開幕を余儀なくされたが、今季は対策を徹底した上で観客を入れた。相模原市南区のパート須藤紗代さん(42)も「この日を迎えられて感謝です」と声を弾ませた。

 親会社が代わって10年目のシーズン、三浦大輔新監督への期待は大きい。東京都板橋区の大学生鈴木拓翔さん(20)は「何年かかってもいいから三浦監督の胴上げが見たい」と熱望。横須賀市の大学生青柳竣也さん(20)はキーマンに山崎康晃投手を挙げ、「昨年の経験を必ずばねにしてくれる」と復活を信じた。

 今季もコロナ禍により、入場制限や営業時間短縮要請に対応するために試合開始時間を繰り上げるといった影響が残っているが、通常通りレギュラーシーズン143試合の実施を目指す。

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