巨人・原監督さすがの観察眼 絶好調男・若林の異変を察知して即交代

鋭い眼光で戦況を見つめる原監督

巨人・原辰徳監督(62)が27日のDeNA戦(東京ドーム)で、さすがの観察眼を発揮した。

即座にベンチを飛び出した。リードを3点に広げた2回の攻撃中、二死一塁から3番・坂本が見事にランエンドヒットを決め、チャンスを一、三塁まで広げた。その際、一塁からスタートを切っていた若林が走塁中にアクシデントが発生したとみられ、指揮官はすぐさま代走に吉川を送った。若林は三塁まで到達しており、場内のファンからはどよめきが起こった。

若林は自身初の開幕スタメンを勝ち取り、この日も「2番・二塁」で先発出場。2回に右前へ2点適時打を放ち、2試合で5打数2安打で打率4割をマークしているが、トレーナーに付き添われながら歩いてベンチ裏へ下がった。

昨季も登板中に脱水症状に陥った投手の異変を察知して降板させるなど、わずかな変化も見逃さない原監督。あとは若林が重傷でないことを祈るばかりだ。

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