【K―1】武尊が計量パス 那須川天心戦見すえ「何が何でも勝たないといけない」

共に計量をパスした武尊(左)とレオナ-

立ち技格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.2」(28日、東京・日本武道館)の計量と会見が27日に都内で行われ、レオナ・ペタス(28)を迎えタイトル戦を行うK―1スーパーフェザー級王者の武尊(29)が宿敵・那須川天心(22)との〝世紀の大一番〟を見すえ必勝を誓った。

計量をリミットちょうどの60キロでパスした武尊は「いつもそうですけど『この試合で人生が終わってもいい』と思って試合をしている。今回も全身全霊で体作って、必ず勝つ準備をしてきました」とキッパリ。今回はアマチュア時代に1勝1敗だった強敵ペタスを迎えるとあって「今回は下馬評で『レオナ選手が勝つんじゃないか』って言ってくださる方が結構いて、僕的にはいい意味で気合いが入ってるんで、そういうこと言ってくれる人に感謝したいです」と不敵に話した。

昨年大みそかに自ら行動を起こして実現へ前進した那須川戦の行方にも注目が集まっているが「いろんな期待をしてもらっているんですけど、今は目の前の試合のことしか考えてないです。その先のことは勝った後に見えてくると思います。格闘技界を大きく変えていけるのは自分だけだと思うので、その為にもこの試合は何が何でも勝たないといけない」と力をこめた。

対するレオナも60キロちょうどでパスして「僕が一番楽しみたいと思っているので、メインを楽しみたいと思います。勝つ準備をしてきたし、実力が拮抗している方がスリリングな試合になると思ったが、今は僕の方が強いと思う」とこちらも自信をみなぎらせた。なお計量は本戦に出場する全選手が一発パスだった。

また、会見に2019年3月からONEチャンピオンシップに参戦していた元NJKFフェザー級、元WBCムエタイインターナショナルフェザー級王者のMOMOTARO(30)も出席し、契約を交わしたと発表した。

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