これが王者の地力! ソフトバンクが12四死球でもロッテに勝利 工藤監督「大目に見て」

降板する高橋礼(左)

ソフトバンクが27日のロッテ戦(ペイペイ)に3―2でサヨナラ勝ち。連勝スタートを切った。

先発の高橋礼が9四死球の大荒れ。3番手・杉山も制球が定まらず3四球で途中降板となった。ロッテは2年連続で負け越している相手。四球が痛手となって負けるケースが多かったが、この日は投手陣が痛打を許さなかった。

工藤監督は高橋礼の乱調に「よくあれだけフォアボール出して2点で済みましたね。ある意味、ナイスピッチングかもしれない。打たれてもいいから勝負しなさいと言い続けているんですが」と苦笑い。

それでも初登板の緊張感もある。「礼(高橋)にとっては開幕なので。次ですね次。2年ぶりの先発ですし、大目に見てあげないといけないところもあるかなと思います。野手の人にはリズムを作れず申し訳ない気持ちもあるが、正直、ピッチャーはこういうときもある。僕にもありました。結果的には良く粘ったということになるのかなと思います」と修正に期待した。

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