キャップ7万2200個集まる ワクチン支援へ 雲仙・南串第一小

ペットボトルキャップを回収した児童=雲仙市立南串第一小

 ペットボトルのキャップを回収し、世界の子どもたちのポリオ(小児まひ)ワクチン購入費に充てる事業に参加している長崎県雲仙市立南串第一小(寺田三千裕校長、61人)は本年度、6万5千個を目標に取り組み7万2200個を集めた。
 同校は2009年からイオングループのワクチン支援キャンペーンに賛同。5年生を中心に取り組んでいる。児童全員が家庭からキャップを持ち寄り、5年生は地元商店や公共施設、保育園などに出向いて回収した。集まったキャップは重さ約150キロ。48人分のワクチンを購入できるという。
 5年生の松尾将志君(11)は「汚れたキャップを取り除く分別が大変だった。目標達成はうれしいけど、もっと多くの子どもたちを助けられるように(来年度も)たくさん集めたい」と話した。

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