観桜会で日中交流 在長崎中国総領事館

二胡の演奏などが披露された観桜会=在長崎中国総領事館

 長崎市橋口町の在長崎中国総領事館で25日、日中交流を目的とした観桜会があり、招待された大学生らが満開の桜の下、中国の伝統芸能を堪能した。
 観桜会は2013年から毎年開かれ、例年は地域住民ら700人ほどが参加。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止したが、今年は規模を縮小して実施した。この日は中国語や中国文化などを学ぶ県内の大学生4人が招かれた。
 同総領事館の崔龍(さいりゅう)領事は「中日関係の未来の担い手として、草の根交流から始め、より積極的な役割を果たしていただきたい」とあいさつ。学生らは中国茶を味わいながら、変面ショーや二胡(にこ)演奏を鑑賞した。
 長崎ウエスレヤン大現代社会学部1年、有川加純さん(19)は「互いの文化の違いを理解し合いながら交流を深めていきたい」と話した。

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