乃木坂46・堀未央奈が卒業〝不遇の2期〟も悔しさをバネに「自慢の仲間です」と感謝の涙

卒業した堀未央奈

乃木坂46の2期生メンバー8人が28日、2期生のみによる配信ライブを開催。センター経験者で、メンバーをけん引してきた堀未央奈(24)がグループから卒業した。

2013年の3月28日に2期生最終オーディションが行われ、この日は2期生結成記念日。堀のほか、伊藤純奈(22)、北野日奈子(24)、新内眞衣(29)、鈴木絢音(22)、寺田蘭世(22)、山崎怜奈(23)、渡辺みり愛(21)が出演した。

堀は加入した03年10月、7thシングル「バレッタ」で初の選抜メンバー入りを果たすとともに、いきなりセンターに抜擢され、大きな話題に。しかし、その後は自身を含め2期生は選抜に入るメンバーが少なくなり、ファンから「不遇の2期」と呼ばれたこともあった。

当時の心境について、堀は「センターに選ばれてから少しずつ落ちていくそんな自分を見ていく毎日でした。乃木坂を辞めようかなと思ったこともありました」と吐露。歌番組など表舞台に出られない悔しさを抱えながら、2期生全員での選抜入りを目標にパフォーマンスにぶつけたという。

それでも現実は残酷で「13枚目シングルでは2期生は誰1人として選抜に入りませんでした…」と言葉を詰まらせた堀。「でも、私には怖いものなんてありませんでした。2期生のみんなが励ましてくれて、支えてくれたから。自慢の仲間です」と涙ながらに感謝した。

2013年に14人で活動をスタートさせた2期生。堀らは同期の卒業を多く見守ってきた。

この日は自身の卒業ライブを兼ねており、アンコールでは堀が1人でステージに登場。母や姉への感謝を伝えた後、1期生の先輩たちや3、4期生の後輩たちにメッセージを送った。

2期生の同期たちには「みんな自分のことより、人がくじけていたらすぐに手を差し伸べられる強くて、優しい人たちの集まり。最初に私がセンターになったときも、いろんな思いを持ってたくさん気を使ったと思うけど…自分の思いを押し殺して、支えてくれました」と感謝。「みんなが幸せな人生を歩んでほしいと心から思います」と願った。

その後、自身の卒業ソロ曲「冷たい水の中」や、メンバーと一緒にセンター曲「バレッタ」を歌唱。

「これからは1人の女性として歩んでいく。8年間で経験したことや感じたことを大切にして、感謝しながら私の道をしっかり歩んでいきたいと思います」と決意。今後は女優を中心に幅広く活動していく予定だ。

最後には1期生や3、4期生がサプライズ登場。卒業を見送られた堀は涙を浮かべて「乃木坂46に入ってよかったです。最強グループなので、これからも一人ひとりのメンバーを見て、グループのことも愛してください」とファンにお願いした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社