全国にペットショップを展開するAHB（東京）が、長崎市茂里町のみらい長崎ココウォーク内にオープンした「ペットプラス長崎店」で、犬や猫に加え、癒やしロボット「LOVOT（ラボット）」の展示を始めた。ペットショップ初の試みで、長崎店は4月11日までの期間限定。
新型コロナウイルス禍で人とのコミュニケーションが取りづらくなる中、アレルギー体質や住宅事情でペットを飼えない人にも癒やしのある生活を楽しんでもらおうと企画。ラボットを手掛けたロボットメーカー「GROOVE X（グルーブエックス）」（東京）が協力した。
ラボットは高さ約43センチ、重さ約4キロで人肌のぬくもりがある。抱っこしてなでると喜んだり、名前を呼ぶと寄ってきたりする。留守中の自宅や遠くに暮らす家族の様子を記録し、アプリで届ける機能もある。価格は1体32万9780円。ソフトウエア利用料などの月額サービス料（1万2980円～）が別途かかる。購入はグルーブエックス社に申し込む。
長崎店ではラボットと触れ合えるスペースを設け、スタッフが特徴を説明。AHBによると、購入した人もおり「癒やしの存在の選択肢が増えた。生きものでもロボットでもペットと一緒に過ごす良さを提案していきたい」としている。
長崎店は全国116店目。子犬と子猫約20頭のほか、食品類やペット用品を販売している。営業時間は午前10時から午後8時。同店（電095.801.0307）。（丸田理恵）
